謎の集団アバランチが動画を駆使して不正を働く大物たちを制裁していく…。
そんな始まりだったアバランチですが、回を重ねるごとになにやら大きな陰謀が明らかになってきて、先が読めない展開に加速度的に面白さが増してきてます。
最初は正直、なんか見たことある感じだなと思ってたんですけど、悪役である渡部篤郎さん演じる大山との対決になってきた辺りから驚きの連続で、どうなるのこれ状態です。
また主人公の羽生誠一を演じる綾野剛さんがハマってるんですよ。
羽生は一見飄々としてて、つかみどころのない感じなんですけど、過去に情報屋に裏切られて慕っていた上司と仲間を失っています。
いつも不敵な笑みを浮かべている羽生が、ふと見せる影の部分に惹きつけられるんです。
さらに羽生は格闘術にも精通していて、キレのあるアクションがカッコイイ!
そんな多面的な魅力のある羽生に綾野剛さんがピッタリ。
綾野剛さん以外考えられないと言ってもいいほど。
アバランチを見れば、綾野剛さんにハマること間違いなしです。
あと、悪役の大山を演じている渡部篤郎さんが素晴らしい!
大山は内閣官房副長官なんですけど、日本にCIAを設立するためにわざと事件を起こし、アバランチを利用しようとしています。
羽生が仲間を失った事件も大山の計画の一つ。
人の命を何とも思っていない大山の計画を阻止するべく、アバランチメンバーは動き出すんですけど、大山は一歩先を行っていて…。
この大山が頭が切れて用意周到で、さらに腕の立つ元自衛官などを集めた実働部隊も持ってて、最強なんですよ。
大山を演じている渡部篤郎さんが物腰柔らかなのに圧迫感のある演技で、最高です。
微笑んでいるのにこれほどの凄みが出せる俳優さんってそうはいないんじゃないかと。
正直、大山がアバランチに負けるところが想像できないくらい圧倒的。
アバランチがどう大山を倒すのか、原作がないオリジナルドラマだけにクライマックスから目が離せません。